このエントリは2004年当時のものです。2010年時点の最新版「Gentoo Linux 10.0」については、Gentoo Linux 10.0インストールを参照。
Gentoo Linuxをインストールするためには、とにかく何らかのLinux(CDブートで動くもの)が必要。FDブートでできる方法もないではないが、CDブートの方が容易。今回は、Gentoo LinuxのLiveCDを使うことにする(KNOPPIXを使う方法もある)。
Gentoo Linux Mirrorsで、適当なミラーサイトを選択する。国内のサイト(「Japan」となっているもの)がいいだろう。
ミラーサイトを選択したら、/releases/x86/2004.2/livecdからinstall-x86-minimal-2004.2.isoをダウンロードする。これをCD-RやCD-RWに焼いてブータブルCDを作成する。ISOイメージファイルであることを考慮して焼かないと、「install-x86-minimal-2004.2.isoというファイルが書き込まれたCD」になってしまうので注意すること。
以後、Gentoo Handbookに従って作業を進める。GentooJPのインストールガイドの方が日本語なので分かりやすいが、記述がやや古いのか、本家の英語ドキュメントとは内容がやや異なる。日本語ドキュメントを使う場合も、本家のドキュメントを適宜参照した方がいいだろう。
作成したLiveCDでPCをブートする。
boot:
というプロンプトでオプションを指定できるが、必須ではない。
boot: gentoo dokeymap
くらいはやっておいた方がいいかもしれない。
不要な手順は飛ばして、最初にやるのはインストール作業用のネットワークの設定。必要なソースファイルなどをネットからダウンロードしたりするために、最低限のネット環境を整える。
» 続きを読む
次はパーティションの設定。最低限必要なのは、
・/boot
・/
・swap
の3つ。本当は、/から
・/tmp
・/var
・/home
も独立させた方がいいのだが、見積もりを誤ると「/は空いているのに/varが容量不足で挙動不審」といった事態も起こり得るので難しい。今回は、
/dev/hda1 /boot 64MB
/dev/hda2 swap 512MB
/dev/hda3 /home 3GB
/dev/hda4 / 残り全部
に分割することにする。swap以外は、すべてext3を選択。
» 続きを読む
これからハードディスク上にファイルを展開していくため、ここでPCのクロックを合わせておく。
# date
とやって、日時が正確に出力されればOK。この時点ではタイムゾーンが「GTM」になっていても問題ない。日時が合っていない場合は、
# date MMDDhhmmYYYY
という書式で日時を指定する。書式の意味は、
MM:月
DD:日
hh:時間
mm:分
YYYY:年
で、桁数はアルファベットの数に合わせる(一桁の場合はゼロを付ける)。2004年9月20日 0:32にする場合は、
# date 092000322004
とする。
» 続きを読む
/etc/make.confを編集して、GCCに渡すコンパイラオプションを設定する。編集には、nanoを利用する。
# nano -w /mnt/gentoo/etc/make.conf
普段Windowsを使っている人には、viよりもnanoの方が使いやすいだろう。普通に編集して、[Ctrl]+[o]で保存、[Ctrl]+[x]で終了。また、[Ctrl]+[w]で検索ができる。それ以外の機能も、画面下部を見れば分かる。
» 続きを読む
Handbookによると、次にmirrorselectを実行せよとある。
しかし、これがよく失敗する。Gentoo Linux 1.4のときにはうまくいったが、今回は/mnt/gentoo/etc/make.confにわけのわからない文字列が書き込まれてしまった。これではemerge syncに失敗するので、nanoを使って/mnt/gentoo/etc/make.confからゴミを削除する。handbookにも、mirrorselectに失敗してもdon't panicと書いてあるし。ダメならばこの手順は無視して構わない。
そろそろ、LiveCDで起動したOSとハードディスク内の環境を切り離す準備にかかる。まずは、ハードディスク内のファイルだけで今後の処理ができるようにしなければならない。
» 続きを読む
いよいよ本格的な構築に移る。
まずは、glibc(GNU C Library)やGCC(GNU Compiler Collection)など、「OSのコンパイルに必要なもの」をコンパイルする。このとき、先にuserlocalesを設定しておくとglibcのコンパイル時間が多少短縮する。
# cd /usr/portage
# scripts/bootstrap.sh
で、必要なソースコードを自動的にダウンロードしてコンパイルする。作業が終わるまで、人間は待っているだけでよい。
# scripts/bootstrap.sh
に-fオプションを付けて、
# scripts/bootstrap.sh -f
とすることにより、先に(bootstrapに必要な)ソースコードをすべてダウンロードしてから一気にコンパイルすることもできるが、かかる時間は大して変わらない。
» 続きを読む
Gentoo Linuxでは、適用しているパッチによって、複数のカーネルソースを用意している。Gentoo Kernel Guideに、各カーネルソースにどのようなパッチが適用されているかが解説されているので、それを見て目的に合ったものを選べばよい。特に希望がない場合は、gentoo-sourcesがよい。
» 続きを読む
/etc/fstabを編集して、パーティションとファイルシステムの作成で作成したパーティションが適切にマウントされるようにする。/dev/cdroms/cdrom0や/proc、/dev/shmはデフォルトのままでOK。
上記ページのパーティション構成の場合は、
/dev/hda1 /boot ext3 noauto,noatime 1 1
/dev/hda4 / ext3 noatime 0 0
/dev/hda2 none swap sw 0 0
/dev/hda3 /home ext3 noatime 0 0
こんな感じ。
細かいオプションについては、Handbookを参照。
echoで/etc/hostnameにホスト名を書き込む(nanoを使ってもよい)。
# echo hostname > /etc/hostname
同じように、/etc/dnsdomainnameを作成する。
# echo domainname > /etc/dnsdomainname
そしてdomainnameをデフォルトランレベルに追加する。
# rc-update add domainname default
さらに、nanoで/etc/conf.d/netを編集する。サーバなので、固定IPアドレスにし、デフォルトゲートウェイはルータを指定する。この場合、設定するのは「iface_eth0=」と「gateway=」の行のみ。
» 続きを読む


Reichsarchiv ~世界帝王事典~
京極夏彦作品人名辞典