システムのコンパイル
日時:2004/09/23 13:53
いよいよ本格的な構築に移る。
まずは、glibc(GNU C Library)やGCC(GNU Compiler Collection)など、「OSのコンパイルに必要なもの」をコンパイルする。このとき、先にuserlocalesを設定しておくとglibcのコンパイル時間が多少短縮する。
ここまで終わったら、カーネルインストールの前にタイムゾーンを設定しておく。/etc/localtimeという名前で適切なタイムゾーンファイルにシンボリックリンクを張るのである。日本の場合は、
次はカーネルの構築とインストールを行う。
まずは、glibc(GNU C Library)やGCC(GNU Compiler Collection)など、「OSのコンパイルに必要なもの」をコンパイルする。このとき、先にuserlocalesを設定しておくとglibcのコンパイル時間が多少短縮する。
# cd /usr/portageで、必要なソースコードを自動的にダウンロードしてコンパイルする。作業が終わるまで、人間は待っているだけでよい。
# scripts/bootstrap.sh
# scripts/bootstrap.shに-fオプションを付けて、
# scripts/bootstrap.sh -fとすることにより、先に(bootstrapに必要な)ソースコードをすべてダウンロードしてから一気にコンパイルすることもできるが、かかる時間は大して変わらない。 次に、OSに必要なプログラム(カーネルは除く)のコンパイル。
# emerge systemで、この作業も自動的に行われる。非常に時間がかかるので、夜寝る前に実行しておく。朝には終わっているはず(遅いマシンだと、終わっていない可能性もあるが)。
ここまで終わったら、カーネルインストールの前にタイムゾーンを設定しておく。/etc/localtimeという名前で適切なタイムゾーンファイルにシンボリックリンクを張るのである。日本の場合は、
# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtimeにする。
次はカーネルの構築とインストールを行う。