/etc/make.confを編集して、GCCに渡すコンパイラオプションを設定する。編集には、nanoを利用する。

# nano -w /mnt/gentoo/etc/make.conf

普段Windowsを使っている人には、viよりもnanoの方が使いやすいだろう。普通に編集して、[Ctrl]+[o]で保存、[Ctrl]+[x]で終了。また、[Ctrl]+[w]で検索ができる。それ以外の機能も、画面下部を見れば分かる。

まずはCHOSTの設定。指定できるオプションは、Handbookを参照。Pentium IIIならば、

CHOST="i686-pc-linux-gnu"

とする。

次はCFLAGS。最適化オプションの設定だが、ここは

CFLAGS="-O2 -mcpu=pentium3 -fomit-frame-pointer -pipe"

とでもしておく。CXXFLAGSは、

CXXFLAGS="${CFLAGS}"

のままにしておけばよい。

MAKEOPTSは、システム全体のCPU数+1にしておく。取りあえずは、CPU 1個としてそれに+1して

MAKEOPTS="-j2"

とか。

「PCの」ではなく「システム全体」と書いたのは、distccで分散コンパイルすることが念頭にあるため。distccを使うと、ほかのマシンにもコンパイルを手伝わせることができる。この場合、手伝わせるPCのCPUも加算して考えるのである。

Handbookは、ここで/etc/make.confの編集を中断して次の作業に進むのだが、このまま/etc/make.confの設定を一通り済ませてしまうことにする。

残っているのは、USEの設定。USEの詳細については、USE flagsを参照。早い話が、必要な機能と不要な機能を明示するのである。取りあえず、

USE="-alsa -xv -arts -gnome -kde -X -qt -gtk -motif -java cjk apache2 mysql readline berkdb mmx tcpd libwww ssl nls perl python php pam jpeg gif png gd"

とする。「-」付きは不要なもの、それ以外は必要なものである。

サーバを作ろうとしているので、X Window Systemやデスクトップ環境(GNOME、KDE)、GUI系のライブラリ(gt、gtk、motif)はインストールしないようにする。これをやっておかないと、例えばvimをインストールするときにGUI版のvimも有効になってXなどがインストールされてしまう。

逆に、「mysql」「gd」などを指定しておくと、PHPをインストールするときにMySQLやGDをサポートした状態でコンパイルされる。

USEを後で変更することもできるので、ここであまり悩む必要はないが、ある程度方針を固めておくに越したことはない。

次は、いよいよコンパイルの開始である。