Xenドメインの作成(Gentoo編:ディスクイメージ作成)

カテゴリ:Xen 2.0の設定
日時:2005/03/21 10:38

ドメイン用Gentoo Linuxのchroot環境から抜けたら、chrootの後始末。
# umount /mnt/gentoo/usr/portage/distfiles
# umount /mnt/gentoo/proc
これでディスクイメージを作成する準備は整った。ここで2つの選択肢がある。

/usr/portageを残すと、
# du -ks /mnt/gentoo
831280 /mnt/gentoo/
で830MB。以下のように/usr/portageを削除すると、
# cd /mnt/gentoo/usr/portage
# rm -rf *
# du -ks /mnt/gentoo
349472 /mnt/gentoo
で350MB。 /usr/portageを削除すれば大幅に容量を削減できる。ほかにGentoo Linux環境があるなら、ドメイン上のGentoo Linuxからは/usr/portageを削除して、NFSで共有する手もある。ただし、ドメインの独立性は弱くなる。

ほかにGentoo Linux環境がなかったり、ドメインの独立性を高めたいのであれば残しておけばよい。

どちらにするか決めたら、
# cd /mnt/gentoo
# tar cvjpf
/gentoo.tbz2 *
# cd
# rm -rf /mnt/gentoo
でドメイン用Gentoo Linuxをアーカイブ化。/mnt/gentooはもう不要なので削除。

次に、ddでディスクイメージを作成。
# mkdir /xen
# dd if=/dev/zero of=/xen/gentoo_root bs=1M count=1024
# dd if=/dev/zero of=/xen/gentoo_swap bs=1M count=512
このイメージをフォーマット。
# mke2fs -j -F /xen/gentoo_root
# mkswap -f /xen/gentoo_swap
/mntにマウントポイントを作ってディスクイメージをマウントし、その中にアーカイブ化したGentoo Linuxを展開する。
# mkdir /mnt/loop
# mount -o loop /xen/gentoo_root /mnt/loop
# tar xvjpf gentoo.tbz2 -C /mnt/loop
# umount /mnt/loop
以上でGentoo Linuxのディスクイメージは完成。

次に、このディスクイメージを使ってドメインを作成する。