仮想マシンモニタ「Xen」のバイナリインストール
カテゴリ:Xen 2.0の設定
日時:2005/03/19 16:27
Xenに必要なプログラムをインストールしたら、Xenのインストール。まずはバイナリを使ってXenの動作を体験する。
これを展開して、生成されたディレクトリにcdする。
Xenのインストールスクリプトは、/bootにもファイルをコピーしようとする。Gentoo Linuxはデフォルトでは/boot/をマウントしていないので、
次に、GRUBでXenカーネルが起動できるようにする。
再起動してGRUBで「Xen」を選べば、Xenカーネルが起動する。
# wget http://www.cl.cam.ac.uk/Research/SRG/netos/でバイナリパッケージを適当なディレクトリにダウンロードする。
xen/downloads/xen-2.0.5-install.tgz
これを展開して、生成されたディレクトリにcdする。
# tar zxvf xen-2.0.5-install.tgzインストールスクリプトを実行する前に、チェックスクリプトを走らせてみる。
# cd xen-2.0-install
# check/chk installそして、この結果を確認する。 chk installの結果は、check/.chkinstallに記録されている。このファイルを開いて、
Xen CHECK-INSTALL Sat Mar 19 11:05:09 JST 2005
Checking check_brctl
bridge name bridge id
STP enabled interfaces
OK
Checking check_curl_lib
libcurl.so.3 (libc6) => /usr/lib/libcurl.so.3
libcurl.so (libc6) => /usr/lib/libcurl.so
OK
Checking check_python
Python 2.3.4
OK
Checking check_twisted
OK
Checking check_zlib_lib
libz.so.1 (libc6) => /lib/libz.so.1
libz.so (libc6) => /lib/libz.so
libz.so (libc6) => /usr/lib/libz.so
OK
OK
このようにすべて「OK」であればおそらく大丈夫。エラーが発生していたら不足しているものをインストールする。Xenのインストールスクリプトは、/bootにもファイルをコピーしようとする。Gentoo Linuxはデフォルトでは/boot/をマウントしていないので、
# mount /bootで/bootをマウントする。そしてインストールスクリプトを実行。
# ./install.shこれでXenに必要なファイルの配置は完了。
次に、GRUBでXenカーネルが起動できるようにする。
title=Xenkernel行のdom0_memは、Xenの特権カーネル(ホストOSに相当)に与えるメモリ。module行の「root=」は、普通のLinuxの設定と同じにする。一応、環境ごとに書き直すべきところをイタリックにしておく。
kernel /boot/xen.gz dom0_mem=128000
module /boot/vmlinuz-2.6.10-xen0 root=/dev/hda4 ro console=tty0
再起動してGRUBで「Xen」を選べば、Xenカーネルが起動する。