NTPによる自動時刻合わせの設定

日時:2004/11/13 16:13

NTPをインストールして、タイムサーバと時刻を同期させる。
# emerge ntp
でインストールした後、/etc/ntp.confを編集する。

まず、
#restrict default ignore
の#を削除して有効化し、デフォルトでは全NTPアクセスを拒否する。
restrict default ignore
その少し下にある
#restrict 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 notrust nomodify notrap
も有効化して、ネットワークアドレスを自分の環境に合わせて修正する。
restrict 192.168.xxx.0 mask 255.255.255.0 nopeer nomodify notrap
これで、ローカルネットワークからの問い合わせが許可される。 その下に、以下の3行を追加して、外部NTPサーバへのアクセスを許可する。
restrict 210.173.160.27 nomodify notrap noquery
restrict 210.173.160.57 nomodify notrap noquery
restrict 210.173.160.87 nomodify notrap noquery
最後に、あらためて外部サーバを指定する。
server 210.173.160.27 # ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server 210.173.160.57 # ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server 210.173.160.87 # ntp3.jst.mfeed.ad.jp
/etc/ntp.confの編集が終わったらNTPの動作確認だが、時刻がずれすぎているとNTPによる同期ができない。dateコマンドでマシンの時計を確認し、ずれている場合は日時合わせとステージ1の展開の方法である程度合わせておく。

準備ができたら、
# /etc/init.d/ntpd start
でntpdを起動。少し時間をおいてから、ntpqコマンドを実行する。
# ntpq -p
で、以下のような感じ(細部は違っていてもよい)に表示されれば成功。
# ntpq -p
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
+ntp1.jst.mfeed. 210.173.160.56   2 u   17  256   17   14.353   15.466  10.050
*ntp2.jst.mfeed. 210.173.160.56   2 u   18  256   17   14.389   29.979  11.491
+ntp3.jst.mfeed. 210.173.176.4    2 u   10  256   17   14.024   23.090   6.555
正常に動作していることを確認したら、
# rc-update add ntpd default
でサービスとして登録する。