パーティションとファイルシステムの作成

日時:2004/09/19 19:05

次はパーティションの設定。最低限必要なのは、

 ・/boot
 ・/
 ・swap

の3つ。本当は、/から

 ・/tmp
 ・/var
 ・/home

も独立させた方がいいのだが、見積もりを誤ると「/は空いているのに/varが容量不足で挙動不審」といった事態も起こり得るので難しい。今回は、

 /dev/hda1  /boot  64MB
 /dev/hda2  swap  512MB
 /dev/hda3  /home  3GB
 /dev/hda4  /     残り全部

に分割することにする。swap以外は、すべてext3を選択。
# fdisk /dev/hda
でパーティションを切る。デュアルブートにする場合はいろいろややこしいが、サーバにするならほかのOSは不要。

今回は4つのパーティションで構成するので、すべて基本パーティション(primary partition)で間に合う。5つ以上になる場合は、拡張領域(extended)を作る必要がある。

パーティションの設定が終わったら、ファイルシステムを作成する。まずはスワップ以外のパーティションから。ext3なので、
# mke2fs -j /dev/hda1
# mke2fs -j /dev/hda3
# mke2fs -j /dev/hda4
となる。

ちなみに、ext2の場合は、
# mke2fs /dev/…
ReiserFSの場合は、
# mkreiserfs /dev/…
XFSなら、
# mkfs.xfs /dev/…
JFSなら、
# mkfs.jfs /dev/…
となる(「…」は適当なパーティションナンバー)。

スワップは、
# mkswap /dev/hda2
で作成。ついでにスワップを有効化しておく。
# swapon /dev/hda2
ファイルシステムの作成が終わったら、各パーティションをマウントしてLiveCDで起動したGentoo Linuxから利用できるようにしておく。
# mkdir /mnt/gentoo
# mount /dev/hda4 /mnt/gentoo
# mkdir /mnt/gentoo/boot
# mkdir /mnt/gentoo/home
# mount /dev/hda1 /mnt/gentoo/boot
# mount /dev/hda3 /mnt/gentoo/home
これで、ハードディスクにOSを構築する準備が整った。しかし、ハードディスクの中身はまだ空っぽ。先はまだ長い。