BIND 9のインストールとchroot化

カテゴリ:BIND 9の設定
日時:2005/02/13 12:34

LAN内の名前解決用に、BIND 9をインストールする。ホスト数が少ないので、/etc/hostsとWindowsのhostsファイルだけでも十分管理可能なのだが、DNSの勉強ということで。BINDを選択したのは、単に使用経験があったから。そのうちdjbdnsに入れ替えるかもしれない。

まずはemerge。
# emerge bind
インストールが終わったら、BINDをchroot化する。chroot化することで、BINDがクラックされても被害を最小限にできる。 chroot化するには、ebuildコマンドを使う。書式は、
# ebuild /var/db/pkg/net-dns/bind-ver/bind-ver.ebuild config
「bind-ver」は、バージョンによって異なる。具体的には、以下のようになる。
# ebuild /var/db/pkg/net-dns/bind-9.2.2-r3/bind-9.2.2-r3.ebuild config
これで、ルートディレクトリ下に/chroot/dnsが作成される。BINDの設定や運用は、以後すべてこのディレクトリで行う。

chrootのディレクトリは変更することもできる。自分で適当なディレクトリを用意して、/etc/conf.d/namedの
CHROOT="/chroot/dns"
を書き換える。あまり必要性を感じないが。

ここまでできたら、/root/.bashrcか/root/.bash_profileに
alias rndc='rndc -k /chroot/dns/etc/bind/rndc.key'
という記述を追加する。/root/.bashrcや/root/.bash_profileがない場合は作成する(ウチのマシンにはなかった)。

aliasを追加したら、
# source /root/.bashrc
あるいは
# source /root/.bash_profile
を実行して、設定変更を反映させる。

次はnamed.confの編集。