Samba 3.0のインストールと基本設定

カテゴリ:Samba 3.0の設定
日時:2005/03/06 11:52

ファイル/プリントサーバを構築するため、Samba 3.0をインストールする。当然ながら、外部公開用サーバではなく、イントラサーバ限定である。

LDAPを使ったりActive Directoryのメンバにするのも面白そうだが、ユーザーが自分1人では凝ったことをする意味もない。というわけでTDBSAMを使って、最小限の工数でファイルサーバを立ち上げてみる。そのうちLDAP化するかもしれないが。

まずは、emergeでSambaをインストールする。
# emerge samba
でOK。 emergeが終わったら、confファイルのサンプルを展開してコピーする。オリジナルを残す必要がなければ、「cp」を「mv」にすればよい。
# gnuzip /etc/samba/smb.conf.example.gz
# cp /etc/samba/smb.conf.example /etc/samba/smb.conf
これでsmb.confの準備完了。

Sambaの運用方針は以下のとおり。

・1ユーザーだけなので、とにかくシンプルに
 LDAPもPDC機能も使わない。ワークグループで運用
・サーバ上の文字コードはEUC
 いつかUTF-8化するかも
・ユーザー管理DBはTDBSAM
 いつかLDAP化したりするかも

これを踏まえて/etc/samba/smb.confを編集する。
   workgroup = hogehoge

   dos charset = CP932
   unix charset = EUCJP-MS
   display charset = EUCJP-MS

   log file = /var/log/samba/log.%m
ワークグループは任意の名称を。クライアント(Windowsマシン)のワークグループと同一にすること。

charset関係は、クライアントがWindowsでサーバ上の文字コードがEUCの場合の決まり文句。Sambaのエライ人、たかはしもとのぶさんに教えてもらったことをそのまま使ってるだけだけど。

TDBSAMを使う設定は見てのとおり。ログファイルは、デフォルトでは
   log file = /var/log/samba3/log.%m
になっているのだが、emergeで作られるのは/var/log/sambaなので修正する必要がある。