KNOPPIX によるGentoo Linuxのインストール

カテゴリ:Gentoo Linux Tips
日時:2005/03/12 19:20

Gentoo Linux LiveCDのISOイメージをダウンロードしてCDに焼くのは面倒である。ステージ1からインストールするならLiveCDのバージョンを気にする必要はあまりないので、常に最新版である必要はない。それどころか、別のディストリビューションでもよい。KNOPPIXは雑誌の付録CD-ROMに収録されることが比較的多い。GentooのLiveCDをCDに焼くより、雑誌付録のKNOPPIXを使った方が手っ取り早いかもしれない。

CDブートしたKNOPPIXの欠点は、起動の遅さである。その原因は低速デバイスのCD-ROMドライブからXを読み込むことにある。Gentoo LinuxのインストールにXは不要なので、これを省略する。最初のbootプロンプトで、
boot:knoppix 2 noswap lang=ja
とすれば、KNOPPIXをコンソールモードで起動できる。 基本的に以後の作業はLiveCDを使った場合とほぼ同じなので、インストール作業用ネットワーク設定以降に従って作業すればよい。

これだけではつまらないので、sshを使ってインストール作業をリモートホストから行ってみる。まずKNOPPIXでsshdを起動する。
# sshstart
を実行して、パスワードを設定する。X Windows Systemを起動している場合は、メニューの[KNOPPIX]-[Services]-[Start SSH Server]をクリックしてパスワードを設定する。

ついでに、インストール作業用ネットワーク設定を参考に、KNOPPIXホストのIPアドレスやデフォルトゲートウェイを設定してしまう。

ここまでの作業をKNOPPIXホストのコンソールで行ったら、リモートホストからsshで接続する。接続先は、設定したIPアドレスのポート22。ユーザー名はknoppixである。接続後、su -を実行する。rootのパスワードはナシ(何も入力せずに[Enter])。

以後、GentooのLiveCDを使った場合と同様に作業を進める。Gentoo用のパーティションをマウントする際は、最初に
# mkdir /mnt/gentoo
を実行しておくこと。